昇進祝い・昇格祝いの選び方やマナーについて
昇進祝い・昇格祝いは社会人であれば無視できないイベントと言えるでしょう。同じ会社の人間であったり、親戚や友人などに対してお祝いを贈ることは珍しくありません。お祝いの選び方や贈るタイミングなどを正しく把握するのは社会人として当たり前のことと見なされています。そのため、いざ昇進祝い・昇格祝いを贈る事態になって慌てないよう、正しいマナーを学んでおくことが大切です。
昇進祝い・昇格祝いを選ぶ際にもっとも注意すべき点として品物の価格があります。お祝いの品だから高級な物を選ぼうと考えがちですが、極端なまでの高級品は却って迷惑です。昇進祝い・昇格祝いを貰ったら返礼品を贈るのがマナーと考えている人もいるため、お祝いのつもりで贈り物をしたら相手に金銭の負担を強いる結果になってしまうのです。お祝いの品は種類こそ問わないものの、高額でも数万円程度に留めるのが無難とされています。
お祝いの品はできるだけ早く贈るのが最善です。かつては他の人からの贈り物に埋もれてしまうとの理由でわざと遅らせるケースがありましたが、お祝いの品は原則、速やかに贈るのがマナーとされています。一方で贈る相手に身内の不幸が起きたなど、お祝いの品を贈ることが相応しくない状況になっている場合は日にちをずらすのが社会人に求められる配慮と言えるでしょう。この場合、昇進や昇格を喜ぶメッセージだけを伝え、お祝いの品は早くても四十九日が過ぎるまで贈るのを控えるように心がけます。